ありがとう 2013 9 8

 多くの国の支援によって、
2020年に東京でオリンピックが開催されることが決まりました。
 思い起こせば、2011年の秋にも、
日本は、多くの国から支援と激励を受けました。
 2011年10月2日に、「ツインリンクもてぎ」サーキットで、
MotoGP世界選手権シリーズ第15戦日本グランプリが開催されました。
 当時は、東日本大震災から半年程度で、
まだまだ余震が多く、事故が起きた原子力発電所も安定していないという状態で、
さらに、「ツインリンクもてぎ」サーキットが、
福島の原子力発電所に近いという状況にあったにもかかわらず、
世界中から有力選手が「ツインリンクもてぎ」に集まってくれました。
 日本人は知らないでしょうが、
MotoGPの人気が高い欧州においては、有力選手は国民的英雄です。
「有力選手同士のケンカに国王が仲裁に乗り出すほどだ」と聞いたことがあります。
そうした国民的英雄たちが、2011年に「ツインリンクもてぎ」に集まってくれたことは、
大震災で苦しむ日本人を強く勇気づけたことと思います。

MotoGP 2012 10 13
 今年も10月14日に「ツインリンクもてぎ」サーキットで、
「MotoGP世界選手権シリーズ第15戦 AirAsia日本グランプリ」が開催されます。
 昨年は、福島原子力発電所の事故を受けて、
世界の有力選手が誰も来日しないのではないかという不安がありました。
 日本地図で見れば、事故が起きた原子力発電所は、
サーキットから近いと思ったでしょう。
 ましてや、世界地図で見れば、
原子力発電所とサーキットは、隣近所のように見えたはずです。
 にもかかわらず、世界の有力選手は、すべてサーキットに集まってくれました。
これに対して、深く感謝します。
 野球やサッカーあるいは相撲が好きな日本人には、あまり理解できないでしょうが、
MotoGPの有力選手は、自分の国に帰れば、有名人であり、ヒーローでもあるのです。
 そういう人たちが、原子力発電所の事故というリスクにもかかわらず、
来日して、サーキットで熱い戦いを見せてくれたことは、
大震災で苦しむ日本人を強く勇気づけたことと思います。

MotoGP 2011 9 23
 今年も10月2日に「ツインリンクもてぎ」サーキットで、
MotoGP世界選手権シリーズ第15戦日本グランプリが開催されます。
 私は、ケビン・シュワンツ選手が引退してから、
モーターサイクル(二輪)の世界選手権は、もう見ないと思っていたのです。
着実にポイントを稼げば、チャンピオンになれたのに、
毎回、優勝するか転倒リタイアするかという激しいレースを展開した、
シュワンツ選手の戦いを見るのが楽しみだったのです。
 しかし、最近、再び、MotoGPを見るようになりました。
陽気で明るいロッシ選手が、レースとなると激しい闘争心を見せ、
哲学者のような雰囲気のロレンソ選手が、
レースとなれば、激しくロッシと戦う。
時には、ポイントを稼ぐことを忘れたかのようなレース展開となります。
2010年日本GPでは、時速300Kmの世界で、
まるで肩と肩がぶつかり合うようなレースでした。
両者の戦いで、最も印象に残ったのは、2009年カタルニア・グランプリでしょう。
 さらに、MotoGPを盛り上げてくれるのは、
情熱の塊という印象のストーナー選手でしょう。
 今年は、福島原子力発電所の事故を受けて、
栃木県の「ツインリンクもてぎ」で、
世界選手権シリーズは開催できないのではないかと思われましたが、
無事に開催できるようです。
 このレースでの熱い戦いが、
震災復興を目指す人たちの励みとなるように祈ります。
 さて、私がMotoGPに関心があることを意外に思った人が多いでしょう。
私は、疲れがたまってくると、あるいは平凡な日々が続くと、
闘争心というか、「戦う心」が失われてくるのです。
「戦う心」は、生命エネルギーの源泉のひとつです。
 現代日本人に欠けているのは、戦う心、戦う意欲でしょう。
優等生ばかり多くなった日本。























































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